決議文 / 第57回近畿肢体不自由児者福祉大会 兵庫大会

大会決議文

兵庫県立障害児者リハビリテーションセンター(愛称:あまリハ)は、“兵庫モデル” と称される成功モデルです。 父母の会先輩諸氏のリーダーシップと行動力、そして兵庫県の政治・行政の方々の情熱 が一体となり、私たちの期待を超えた成果を築いてきたと自負しています。その成果は、 単なる数値の向上だけでなく、親同士の絆を深め、心の痛みを和らげる相互の支えと鼓 舞の場を提供し、その成果と呼ぶにふさわしいものとなっています。 “成人期の課題”は多岐にわたりますが、これからは“医療”に対しても果敢に取り組 まねばなりません。 小児医療の進歩により、多くの命が救われるようになり、慢性疾患を抱えたまま成人期 を迎える人々が増えています。その“大人に成長する過程”において、障害児者がどこ で適切な医療を受けるべきか、その在り方が一層重要です。小児科が“一生診続ける” という使命は非常に困難であり、施設や環境も本来的には成人にふさわしいものとは言い難い現状です。

こどもたちの未来をより豊かで希望に満ちたものにするために私たちは、今後も結束し、 果敢な“行動”をとるべきです。 安全と尊厳を保護し、医療・介護の未来を共に築いていきましょう。

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